砂漠に堕ちた男には、記憶がない。男は兜甲児に拾われ、大介と名付けられた。夢のクリーンエネルギー光子力により成した財で、大富豪と正義の味方、2つの顔を持つ甲児は、どこか陰があるも非凡な才能を持つ大介に信頼を寄せて行く。穏やかな日々が続くと思われていた中、未確認空中現象が世界中の大都市上空に出現する。それは地球から遠く離れた星系より襲来したベガ星連合軍だった。地球の兵器を遥かに凌駕するベガの前に蹂躙される人類。プールの水を割って屹立する鉄の城マジンガーZ、地球最後の希望も異形の兵器円盤獣を前に苦戦を強いられる。絶体絶命の中、砂塵を舞い上げ現れたのは、異星の魔神グレンダイザー。乗っていたのは大介、彼は故郷フリード星を追われた王子デューク・フリードだったのだ──