国立科学研究所、通称SCEBAI(Science、Chemical、Electronics、Biochemical and Aerospace Industry)の所長・岸田博士は、女性型の巨大ロボット兵器ARIEL(ALL ROUND INTERCEPT & ESCORT LADY:全領域邀撃・支援レディ)を開発し、その操縦者として姪の美亜と孫の絢、和美の3人を任命する。
その頃、銀河帝国から惑星侵略を請け負う三流企業ゲドー社は、地球を新たな標的として侵略計画を開始し、アバルト・ハウザー艦長率いる宇宙戦艦オルクスを派遣していた。
迎撃に出たARIELは、地球よりも高度な科学と軍事力を持つ宇宙人たちを相手に苦戦しながらも、なんとか降下兵による攻撃を退けることに成功。しかし、ゲドー社は倒産寸前の会社であり、地球侵略は経営再建の最後のチャンス。帝国からの報奨金を目的に、侵略作戦は日数をかけ、攻撃も抑えめで、経費節減のために経理部がしばしば作戦に介入してくるという事情もあった。
一方の地球側も、ARIELの活躍を政府にアピールしつつ、手持ちの科学技術を総動員して応戦するが、パイロットの3人はそれぞれやる気にばらつきがあり、報酬目当て、面白半分、そして受験生という事情から本気で戦えない状態にある。こうして、適当な侵略に対し、適当な防衛戦が続いていくこととなる。
そこへ、宇宙の破壊者「星壊し(スターブラスト)」セイバーや、タイムトラベラー、大手侵略企業の大艦隊、宇宙海賊、さらにはハウザー艦長の姉なども登場し、宇宙側でもさまざまな思惑が錯綜するようになる。そして地球もその渦中へと巻き込まれていく。
物語の時間軸は、およそ1年間に渡って描かれている。