武者頑駄無たちと堕悪闇軍団との激戦が終結してから3ヵ月後、時は2002年4月。日本に滞在中の武者たちの間では、主催者不明の「武者バトル」が密かに流行していた。
そんなある日、若神丸という名の新進気鋭の若武者が突如バトル会場に姿を現し、乱入してきた叛多亜武者を見事に撃退。圧倒的な強さを見せつけて会場を沸かせる。彼の活躍に心を奪われた少年カツミは、若神丸のナンバー1サポーターになることを決意し、全力で応援するようになる。
その若神丸のもとに、頑駄無流の師範である撃鱗将頑駄無と號號将頑駄無から突如として合宿の命令が下される。彼らは、再び訪れるであろう叛多亜武者との大戦に備え、天宮の若き世代を代表する三人の武者——若神丸（頑駄無流）、斧雷丸（裏頑駄無流）、覇利丸（時防流）を、それぞれの流派の誇るべき代表として育て上げるべく、厳しい修行を課していく。
しかしその最中、號號将が日本に持ち込んでいた封印すべき“不思議の鎧”を狙って、多くの叛多亜武者たちが次々と若神丸たちに襲いかかる。それは彼らにとって、命を賭けた過酷な試練の始まりを意味していた。
若神丸たちは、幾多の困難と向き合いながら、仲間との絆を深め、果たしてこの試練を乗り越えることができるのか――。
