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ヴィルデ・ザウ

ヴィルデ・ザウ

『PART II』に登場する発展型MSで、最高の戦闘力を有する宇宙/地上両用の汎用機体。変形は可能だが外装を排除する必要がある、いわゆるフルアーマー状態ゆえに可変機能は封印される。『PART II』の登場機体の中では極めて大型であり、全高はガーランドの約2倍にも達している。変形しなくてもMCのように地面を滑るように浮上走行することが可能であるほか、ガーランドにも搭載されていた思考伝達システムを用いており、反応速度も向上している。その反面、制御できるパイロットが限られてしまい、配備数はセンチュリアンの中でもエースパイロットに向けに少数が生産されたのみとなった。本編では、FX艦隊がデザルグと交戦した際にセンチュリアン第一師団長ウッズマン大尉が搭乗し、デザルグの戦闘機を数機撃墜するなど健闘した。プロトガーランド追撃時にも白鳥の乗る指揮官機として投入されており、最終的には本機がプロトガーランドを撃破した。ラストではB.D.の直属と思われる数名が、彼の駆るザーメ・ザウと共にMZ23から脱出する際に使用している。

武装は両腕部に内蔵のビームガン(肩部ユニットとの接続により、プラズマキャノンとして用いることも可能)のほか、携行武装としてプラズマライフルやプラズマサーベルを装備している。

名称はドイツ語で「野生の豚」の意。なお、「ザウ」には「猪」の意もあるが、バンダイより発行されたムック『アートミック・デザインワークス』では「豚」と記述されている。

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