Follow Us

ユニコーンガンダム3号機 フェネクス

ユニコーンガンダム3号機 フェネクス

型式番号:RX-0

連邦軍がユニコーンガンダムとバンシィの製造データをもとに独自に製造した機体。物語の1年半前に暴走事故を起こしてパイロットごと消息不明となるが、ミネバが『ラプラスの箱』の真実を公表した直後から目撃証言が相次ぐようになる。

物理的なオプション装備で対抗するナラティブガンダムと対比される形で、得体の知れない未知の原理で動くオカルティックな存在として描かれており、推進剤は尽きているものの、スラスターによる推進ではなく、サイコフレームを用いて異界の力を推進力に変換することで無限の航続距離を得ているという設定。演出面でも機械的な作動音とは異なる生物的な揺らぎをイメージした効果音が使われており、福井の意向で、超高速飛行時には『蒼き流星SPTレイズナー』のV-MAXの効果音が用いられている。

機体のサイコフレームには自分をリタ・ベルナルであると認識する残留思念が宿っているが、すでに生きているとは言えない状態にあり、コックピットは無人。無人で稼動する際にはユニコーンモードで動作し、意識のみの存在となったリタによって動かされている設定を反映して女性らしく軽やかな仕草で動き、鳥のように飛び回り機械には見えないという方針で演出されている。モチーフとなった中編小説「不死鳥狩り」と同様、映画の終盤でナラティブガンダムを撃墜されたヨナが一時的に搭乗した際にはデストロイモードに変身し、ガンダム・タイプの顔が現れる。

関連機体