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ラーゼフォン

ラーゼフォン

TOKYO JUPITER地下の世音神殿にある卵から誕生した謎の巨大ロボット兵器は、通称「5A」と呼ばれます。TOKYO JUPITERから脱出した後、この兵器はTERRAの兵器として使用されます。非戦闘状態では頭部脇の羽が顔を隠しており、綾人が搭乗すると同時に目を覆うバイザーが収納され、赤い目が開眼します。この兵器は非出撃時には、ニライカナイ内海のネリヤ神殿内にある水柱の中に佇んでいます。

5Aは、さまざまな正体不明の武器を使い、その圧倒的な力と生物的なデザインから、ロボットというよりも巨神に近い存在です。劇中では、その使用法が明確でないため、TERRA内で綾人を乗せて実験が行われる場面も描かれます。綾人の意識に呼応して、額に隠れていた赤い目が現れ、“真実の目”が開眼します。

第25楽章にて、久遠はこの兵器を「時間が物質化した神にして、数多の世界の放浪者」「世界を安定させ、調和させる調律者」と称します。奏者である綾人がイシュトリと一体化し、神の心臓(ヨロテオトル)へと至ることで、この兵器は人間の形をした天使のような外見の「真聖ラーゼフォン」へと姿を変えます。この形態はゲーム『蒼穹幻想曲』では「アヤトゼフォン」と呼ばれます。

MUとの決戦の際、綾人は大切な人(=遙)を守ることを決意し、神の心臓へと至り、真聖ラーゼフォンに覚醒します。しかし、その圧倒的な力は綾人の意思に反して、TERRAとMUの双方を壊滅させてしまいます。その後、同じく覚醒したクオンゼフォンとの最終決戦を経て、世界の調律を果たします。

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