型式番号:XATH-02-DT
ワイズマンの天体プラントで開発され、テレビ版でキリコが最後に搭乗したヘビィ級AT。当初はストライクドッグの量産型として設計されていたが、宇宙空間用装備を省き、惑星クエントへ向かうキリコ専用機として脚部にサンドトリッパー(履帯型の砂漠走行装置)を装備している。標準ズームレンズは防弾板で補強された角形に変更され、赤外線精密レンズも2基から1基に減らされ、頭部センサーはより頑丈で単純な構造となっている。ストライクドッグもスコープドッグの面影を残していたが、本機はさらにスコープドッグに近いデザインとなっている。
短時間の戦闘ではペイロードとピーク性能の関係でストライクドッグに劣るものの、長時間戦闘においては総合性能でそれを上回るとされる。
OVA『ビッグバトル』ではメルキア軍に正式採用されていたが、彼らが設計データをどこから入手したのかは明らかにされていない。これはPS専用機ではなく、性能を落とした通常型であり、ギルガメス軍の形式名はATH-12である。さらに、PS用ゲーム『鋼鉄の軍勢』では、雪原仕様のフィアズリードッグ(ATH-12-SNC)も登場する。
武装にはX-SAT-06ハンディソリッドシューター(作中では通常のマシンガンのように連射されている)、左腕に内蔵された11ミリ機関銃、大型化して破壊力が増したアイアンクロー、そして爆雷投下装置付きバックパックが含まれる。