ワタルがブロックで創ったロボットに、龍神の魂が宿って生まれた魔神。その力が必要になったとき、ワタルの呼びかけにこたえて姿を現す。内部の亜空間に存在する龍神とワタルが心を通じ合わせることで力を発揮する。必殺技は「登龍剣」。
「龍神丸を強くしたい」「みんなを笑顔にしたい」というワタルの願いに呼応して、セブンブロックが自身たちの持つ「神の力」を龍神丸に授けた姿。
この形態では、左右の肩に龍の頭部を模した「龍王頭(りゅうおうず)」が追加され、高速飛行用の推進器や遠距離攻撃の発射口として機能する。従来の登龍剣は、青い結晶の刀身を持つ「星龍剣(せいりゅうけん)」へと強化され、青く輝く龍のエネルギーで繰り出す必殺の斬撃は、天翔丸と重號丸を同時に破壊するほどの威力を誇る。
さらに、龍王頭から光の牙を多数射出して手裏剣のように飛ばす「龍牙拳(りゅうがけん)」、両腕に装着された龍王頭から巨大な炎を放つ「炎龍拳(えんりゅうけん)」など、ワタルの創造力が生み出す多彩な攻撃手段を備えている。
麒麟丸に続く、新たなカケルの愛機。
当初は破壊された麒麟丸を一度解体し、再構築する形で修復を試みたが、カケルの技量不足により元の損傷状態に戻すことすらできなかった。そのため、さらに細かく分解し、別のブロックを加えて新たに造り直されることとなった。
カケルの心に刻まれた勝人との思い出をもとに生み出された麒麟丸に対し、こちらの機体は自由な発想を持つワタルとの記憶をアイデアの源としている。
完成直後には、機体の駆動に必要な「神の力」が足りず、一度はブロック状態に戻りかけるが、カケルとワタルの心のつながりを救世主としてふさわしいと認めた龍王丸の助力により復活を遂げる。
主な武装は、ウズメ丸が製作した錫杖「皇龍杖(こうりゅうじょう)」で、先端には「皇輪(こうりん)」と呼ばれる3枚のリングが装着されている。
必殺技としては、皇輪をそのまま飛ばして打撃を与える「雷円連舞(らいえんれんぶ)」、皇輪を鏡のように反射させて全方位から攻撃する「鏡閃哮(きょうせんこう)」、そして皇龍杖から生み出した円盤状の水の刃を投げて斬り裂く「皇輪斬(こうりんざん)」がある。