ヴェンデッタ、ヴェンジェンスの基礎となったベース機体で、KE防御が高い中量二脚型AC。
他のコアに比べて軽量であり、低負荷なのが特徴。
バリエーションとして外観、性能に差異のあるUCR-10/I、UCR-10/A、UCR-10/L AGNIがある。
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に登場するアーマード・コア「ナイトフォール」(NIGHTFALL)は、同作の看板機体として注目されています。この機体は、RaD社製のフレームで構成された中量二脚型ACで、看板機体としてはシリーズ初めて「とっつき」(パイルバンカー)を装備しています。
「ナイトフォール」という名称は「日暮れ」「黄昏」「逢魔ヶ時」といった意味を持ち、ムック本やコレクターズエディションの付録フィギュアで明らかになりました。アナウンスメントトレーラーでは、アサルトアーマーを展開しつつ、ベイラム製四脚型ACに対して左腕に装備したパイルバンカーを強力に叩き込むシーンが印象的です。その後、頭部を変形させながら右肩にライフルを持ち突撃する場面と共に、タイトルの公開が行われました。
「ナイトフォール」は、伝統ある「レイヴン」の名を継ぐ傭兵たちに由来する構成を持ち、作中ではこれに近い構成を持つACが2機登場します。
アーキバスグループの系列企業、シュナイダー製の軽量二脚フレーム「NACHTREIHER(ナハトライアー)」をフルフレームで採用した機体で、機動力を活かした接近戦を得意としています。搭乗者はV.Ⅳラスティで、左肩には口輪をはめられた狼のエンブレムが描かれています。
この機体の特徴は、極端に前傾したコアと、逆関節にも見間違えるような異形の脚部です。その独特のフォルムが目を引く一方で、アーキバス所属でありながらも、アーキバス本社のパーツを一切使用していないのも特筆すべき点です。また、ラスティが使用する実弾兵装は、通常ヴェスパー部隊では採用されないもので、彼の個性を反映しています。
機体名「鉄の霞」は、機動力を活かして敵を翻弄する本機にふさわしいネーミングとなっています。