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機体リスト
パシフィック・リム

共收録 8 台の機体。
  • ジプシー・デンジャー

    • Height79 m
    • Weight1980 t
    • PilotRaleigh Becket, 森 真子

    アメリカで建造されたイェーガーで、物語登場時点でやや古参に入る機体。近距離格闘戦を主に設計されている。格闘戦で怪獣にダメージを与えたのち、左右腕部に内蔵されたプラズマ砲「プラズマキャスター」を至近距離で撃ちこんで倒すという戦法を取るほか、胸からは熱線「ポイント・ブランク・ブラスト」を発射できる。2020年に怪獣ナイフヘッドとの戦いで大破したが機体は後に回収されており、5年後には香港で修復と改修が行われた。その際、動力源の強化が行われ、プラズマキャノンのチャージ時間が短縮され16連発出来るようになった。また、新たな武装として肘部にパンチ力を増幅するためのロケット推進機「エルボー・ロケット」と普段は蛇腹剣である「チェーンソード」が両腕に追加装備されている。旧式であるが故に動力は原子力であり、核リアクターを2つ備える唯一の機体。また、放射線対策が施されているために電磁波の影響を受けず、EMP能力を持つ敵に対する唯一の有効手段でもある。

    ジプシー・デンジャーのデザインについてデル・トロは、「エンパイア・ステート・ビルディングとジョン・ウェインを組み合わせたイメージ」とインタビューで語っている。

  • ストライカー・エウレカ

    • Height76 m
    • Weight1850 t
    • PilotHerc Hansen

    オーストラリアで建造されたイェーガー。登場するイェーガーの中では最新鋭かつ唯一の第5世代機であり、パワー、スピード、装甲共に最高クラスの性能を持ち、10体以上の怪獣を討伐している高い実力を誇る。そのため怪獣への反攻作戦では中核をなす存在であり重要視されている。背部には姿勢制御用のスタビライザーである「エンジェル・ウィング」を持つ。武装は両腕に収納されている二股の刃で怪獣の甲殻を焼き切る「スティング・ブレード」、拳に装備され、イオンにより怪獣を麻痺させる「メリケンサック」、胸部に内蔵された高い火力を持つ6連発ミサイルランチャー「エア・ミサイル」。ゲーム版では、小型で連射が可能なプラズマ砲も装備している。最新型は原子炉を搭載していないため放射線対策が施されておらず、EMPに弱いのが最大の弱点。設定当初は「ジプシー・デンジャー」となる予定であった。

  • クリムゾン・タイフーン

    • Height76 m
    • Weight1722 t
    • Pilot劉智福, 劉智滿, 劉智堂

    中国で建造されたイェーガー。劇中登場するイェーガーの中ではストライカー・エウレカに次いで新しい新型機。3人乗りという珍しい操縦システムのイェーガーで、2名は他のイェーガーと同じパイロットであり、残り1名は哨戒を受け持つ。右腕部を二股に分離させることで腕が3つに増えるのも特徴。脚部にも膝の下にもう1つ逆関節がついている。機動性とジャンプ力に優れており、更に腰部が360°旋回できるためトリッキーな戦闘が可能である。武装は左腕に内蔵されたプラズマ砲と右の2本の腕にそれぞれ装着された回転ノコギリ。パイロットのタン兄弟が編み出した「雷雲旋風拳(サンダークラウド・フォーメーション)」を必殺技として持つ。ゲーム版では液体窒素噴射砲も装備している。頭部がモノアイになっており、これは映画『2001年宇宙の旅』に登場するコンピューター、HAL 9000がモデルになっている。機体色は他の登場イェーガーとは違い、赤と黒に金の縁取りなど中国をイメージした派手なカラーリングである。また、左の胸には「暴風赤紅」と書かれている。

  • T90 Cherno Alpha

    • Height85 m
    • Weight2412 t
    • PilotSasha Kaidonovsky, Aleksis Kaidonovsky

    ロシアで建造されたイェーガー。過去に多数製造されたイェーガーの初期型であり、登場するイェーガーの中では最古参にあたる。近接戦闘型で旧型ではあるがウラジオストクの拠点を6年に渡って防衛し続けた実力を持ち、重装甲とパワーで相手を叩きのめす。武装は腕部に装備された高圧電流発生装置で、腕部を伸縮させて電撃をのせたパンチを叩きこむ「テスラ・フィスト」。ゲーム版では電撃や火炎放射も使用している。他のイェーガーと違い動力源を背負った形をしており、コクピットは胸部にあるように見える。そのため頭部が非常に大型だと間違えられるのが特徴。一見安全に見えるが他のイェーガーと違って脱出機構を備えていない為負けたらパイロットは死ぬしかない。

  • コヨーテ・タンゴ

    • Height82 m
    • Weight2312 t
    • PilotStacker Pentecost, Tamsin Sevier

    日本で建造されたイェーガー。過去に多数製造されたイェーガーの初期型の1体で、物語開始時には既に失われている機体である。過去にマコが家族を失った原因である東京の怪獣襲撃の際に出撃し、3時間に渡って戦闘を繰り広げ、討伐を成功させたという過去を持つ。中距離戦型で武装は背部に装備された2門の原子力エネルギー砲である「モーター・キャノン」と各指から発射するエネルギー砲「エナジー・キャスター」。ゲーム版では、エナジー・キャスターを利用したビームソードと、腕そのものがエネルギー砲に変形する攻撃も持つ。エネルギーコアの放射線対策が完璧ではなく、パイロットが長時間戦闘を行うと重度の被曝をしてしまうという重大な欠陥が存在する。本作ではマコの回想シーンに登場する。

  • ホライゾン・ブレイヴ

    • Height72 m
    • Weight7890 t
    • PilotLo Hin Shen, Xichi Po

    中国で建造されたイェーガー。「クリムゾン・タイフーン」同様、モノアイの頭部を有しており、冷凍系の武装が特徴。冷却砲「クリオ・キャノン」で怪獣を凍結させて粉砕する「サブゼロサッカーパンチ」を必殺技として持つ。本作ではもう一機の同型が同時進行で建造されていた。第1世代のイェーガーにも関わらず、2019年のマニラでの戦いでは非常に強力なカテゴリー4相手に単機で立ち向かい、ジプシー・デンジャーとストライカー・エウレカらの到着まで持ちこたえた。

  • タシット・ローニン

    • Height74 m
    • Weight7450 t
    • PilotDuc Jessop, Kaori Jessop

    ペルーで建造された日本のイェーガー。コヨーテ・タンゴの先代機。装甲を軽量化して機動性を向上させるためか、他のイェーガーに比べると細い体型をしている。怪獣を翻弄し、至近距離から腕の剣である「ファングブレード」で致命傷を負わせる「コブラ・ストライク」を必殺技として持つ。ペルーのリマを警護していて、三度の出撃を経験した後に怪獣に破壊された。

  • ロミオ・ブルー

    • Height77 m
    • Weight7775 t
    • PilotBruce Gage, Trevin Gage

    アメリカで建造されたイェーガー。ジプシー・デンジャーの先代機。胸部中央に大きな突起があり、胸部にはガトリング砲が装備されている。近接戦闘型で、怪獣の喉を狙う「タクティカル・ブレイク」を必殺技として持つ。重量が重いため、戦闘では敵を抑え付けられるが、移動速度がネックであり、ナイフヘッドに振り切られてしまったという過去を持つ。2020年に、シアトルでの怪獣襲来で破壊された。設定当初は三脚であった。