群雄割拠する乱世の惑星アーストでは、地底から発掘された機甲兵を操る強者・マーダルによって統一が進められていた。鳥一族の本陣を攻める前夜、野営地にてマーダルとその幕僚たちは不吉な幻影を目にする。それは第1王子・ハイ・シャルタットがマーダルを刺し殺すというものであった。
作戦は成功に終わるも、鳥一族の扱いをめぐってマーダルとハイの間に亀裂が生じる。そんな中、ハイのもとに再び幻影が現れ、次第にその心は父を手にかける方向へと傾いていく。
城に戻ったハイは、幻影の正体が「邪神兵の館」に封じられていた機甲兵によるものであることを知る。邪神兵の力に魅了されたハイはその場でマーダルを手にかけ、邪神兵をついに起動させてしまう。
異変を察知して館に駆けつけた第2王子・ジョルディと王女・チュルルは、暴走する邪神兵に襲われるが、その瞬間、地平線の彼方から差し込む一筋の巨大な光がふたりを包み込む。伝説の機甲兵「鉄巨神」がジョルディと融合し、目覚めたのだった。
鉄巨神は圧倒的な力で次々と機甲兵たちを撃破していき、ついに邪神兵と対峙する。激戦の末、邪神兵の尾によって鉄巨神の剣が折られてしまうが、その破片は光の矢となって宙を飛び、邪神兵を貫く。ジョルディはとどめを刺し、ハイの歪んだ執念に終止符を打つ。
やがて邪神兵が倒れると、嵐の中で機甲兵たちは次々に爆発し、真っ赤な光の柱となって空へと消えていった。