21世紀、日本では自動車産業に革命が起き、人工知能で誰もが安全に運転できる車・エーアイカーが開発された。そして2012年、エーアイカーのみが走るモーターモデル都市・横浜新都心では、子供たちがエーアイカーの運転技術を学べる特別な学校・アルカディア学園が存在していた。
アルカディア学園に通う小学5年生・轟駆流(とどろき カケル)は、無鉄砲だが天才的なドライブテクニックを持つ少年。ある日学園長から呼び出しを受けた彼は、1台の赤いスポーツカー・ライバードと出会う。実はアルカディアは碑文「ロゼッタグラフィー」の警告にある敵に対抗するため、秘密裏に活動する防衛機関だった。カケルは学園長から、ライバードがロボットに「超速変形」する能力を持った特殊なエーアイカー・「ジャイロゼッター」であること、そして自分がその選ばれたドライバーであることを告げられる。
直後、何者かが操る謎のジャイロゼッターによって学園が襲撃され、カケルの幼なじみ・りんねの身にも危険が迫る。アルカディアメンバーたちの静止を振り切りライバードに乗り込んだカケルは、初操縦ながらも持ち前の情熱とテクニックで「超速変形」の力を使いこなし勝利。しかし、その姿をある場所から見つめる者たちがいた。
ロゼッタグラフィーが告げる「敵」、ジャイロゼッターが持つ「超速変形」の力の秘密など、様々な謎が交錯する中、カケルのゼツボー的にカッコイイ戦いの日々が幕を開けた。