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ドレッドノートガンダム(Xアストレイ)

ドレッドノートガンダム(Xアストレイ)

型式番号:YMF-X000A

ザフト初のニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)搭載型核駆動MSであるドレッドノートガンダムは、地球連合から奪取したG兵器の技術を元に開発され、C.E.71年2月に完成した。

ドレッドノートガンダムはZGMF-X09A ジャスティスガンダム、ZGMF-X10A フリーダムガンダムなど、後の核動力機のプロトタイプである。これら核動力機はヴェルヌ等の非MS分野を含む統合設計局により開発された上に、ZGMF-600 ゲイツの開発は統合設計局をMMI社がリーダーカンパニーとなって率いる形で設計されたが、ドレッドノートはクラーク・アジモフ・ハインラインの3局のみの共同により開発されている。

NJCを搭載した核動力MSの基礎データ収集が目的であるため、開発時間の短縮により頭部以外はほぼゲイツのパーツが流用されている。このことから、ドレッドノートガンダムはゲイツとドレッドノートガンダム以降の核動力機を結ぶ過渡的な機体と言える。また、後の開発機体と違い唯一NJCを頭部に搭載し、核エンジンと分けられているのも特徴である。このNJCはまだ試験段階の代物であり、宙域レベルでNジャマー領域を無効化するため、「Nジャマー下でもその一帯の宙域で核エンジンが使用可能となってしまう」という、ザフト側にとってもマイナスとなりうる面が存在する。

「プラントの守護を担う勇敢な機体であれ」という願いを込めて、ドレッドノート(勇敢な者)と命名されたとされている。しかし、実態は常に被曝などの危険に晒される核エンジンの搭載によってパイロットの負うリスクが増したことから、「こんな機体に乗る者は勇敢な人物だ」という皮肉を込めて名付けられたという説もある。また、後にドラグーンが追加装備された際にはロウ・ギュールから「Xアストレイ」とも呼ばれている。これは、パイロットであるプレアの「核の力を平和のために使いたい」という意思から「兵器としての王道を外れた者」という意味での「アストレイ」と、バックパックに装備されたドラグーンが「X」の形に見えることによる。

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