
- Workリーンの翼
- Pilotエイサップ・鈴木
ナナジンが地上に出た際、機体色が青から赤に変化したバージョンで、この姿は「アッカナナジン」と呼ばれている。「アッカ」とはリュクスの実母の部族の言葉で「赤い華」を意味し、ナナジンの赤化はエイサップが聖戦士として精神的に成長し、それに伴って増幅したオーラ力にナナジンが反応した結果である。
当初ナナジンは青いカラーリングでデザインされており、メインビジュアルにもその姿が描かれていた。しかし、第2話の制作段階で富野監督が思いつきで赤へのカラーチェンジを提案し、発表済みのビジュアルとの整合性を保つために、第5話で地上に出た際に色が変わるという演出で調整された。
制作スタッフの間では当初、「アカジン」や「ナナジン地上界Ver.」、「金剛ナナジン」といった仮称が使われていた。正式名称を決める際、富野監督からは「赤いナナジン」「ナナジンMk-Ⅱ」「ナナジンレッド」などの案が出されたがいずれも却下され、最終的に「アッカナナジン」が採用された。ここで設定された「赤い華」は桜をイメージしており、オウカオーとの兄弟機という設定にも活かされている。