型式番号:MVF-X08
オーブ連合首長国が極秘裏に開発した隠密型カスタムモビルスーツ。
所属はオーブ国際救助隊「ODR(オーダー)」。
機体名称「エクリプス」は「日食」「月食」を意味し、オーブのシンボルである太陽が陰る様を暗示。「もし表沙汰になればオーブを闇に落とすもの」というニュアンスが込められている。
開発背景
ヤキン・ドゥーエでの終戦後、戦後の混乱を未然に抑えるため「紛争の火種自体を消す」目的で開発された一騎当千の機体。しかし、その過剰戦力から書類上は存在しない機体とされた。
戦闘機型MA形態への変形機構を持つ可変機で、最高速度は音速を超え、C.E.72時点で比類ない速さを誇る。元々は戦略爆撃機の計画から発展し、戦闘機からMSへの進化を遂げた経緯を持つ。
ムラサメ(MVF-M11C)とは技術的な繋がりはないが、可変機の先輩的存在といえる。
設計特徴
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技術流用
モルゲンレーテ社がフリーダム修理時に解析したZGMF-Xシリーズのフレーム設計を一部採用。コックピットは半球型立体モニターを採用し、同シリーズと同一規格となっている。 -
可変機構
試験的な構造で、イージスのような独特な特徴を持つ。脚部は大型のアンクルアーマーに小型脚部を収納する仕組みで、変形時にアーマー内に収納。結果として22m級の大型機となっている。 -
防御性能
ミラージュコロイドステルスを採用し隠密性を強化。防御面ではフェイズシフト装甲と両腕部のビームシールドを装備。 -
ストライカーパック対応
背部にストライカーパック対応コネクタを装備。専用パックも製造されたが未完成で、「一応」従来のストライカーパックにも対応。ただし肩形状が異なるため拡張パーツを介する必要がある。 -
武装面
物理盾を廃止し、軽量化を実現。武装は標準装備に集中しつつもストライカーパックで拡張可能。大型機ながら軽量であるため機動力を保持。
運用状況
1号機と2号機が存在。1号機が大破した際に備え、2号機がパーツ取り用として保管されているため、現在確認されているのは2機のみ。
本記事では特記なき場合、1号機について記載。