機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル 機体リスト

7 台の機体を収録

ル・シーニュ

ル・シーニュ

Height
18.6 m
Weight
38.2 t
Pilot
アスナ・エルマリート

型式番号:MSS-008

ル・シーニュはアナハイム・エレクトロニクスが開発したガンダムタイプのモビルスーツである。宇宙世紀0087年、グリプス戦役が勃発し再び戦乱の時代が訪れた中、エゥーゴに所属するニュータイプパイロット、アスナ・エルマリートのデータを基に、バイオセンサーを調整した専用機として納入された。

当時の主流は単機で複数のミッションに対応できる可変型MSやモビルアーマーであったが、ル・シーニュはあえて非変形の汎用型として設計されている。機体構造は簡素化され、軽量化や可動域の拡大によって機動性や運動性の向上を重視した設計となっている。その分装甲は最小限にとどめられ、耐弾性は同時代の標準的な機体と比べやや頼りない部分もある(この点は百式に近い設計思想である)。

火力やジェネレーター出力、スラスター推力といった各種性能面でも特に目立つ特徴はなく、一見するとネモに角をつけただけの凡庸な機体に見えるかもしれない。しかしこれは、派手な高性能に頼るのではなく、効率的かつ最小限の運用で機体の潜在能力を最大限に引き出すアスナの操縦スタイルに合わせた仕様であり、彼女の高い技量と合わさることで真価を発揮する。

制御系には、パイロットのニュータイプ能力を引き出すためにバイオセンサー(バージョン0)を本格的に導入。さらに、アスナの過去の操縦データも反映され、彼女が最大限のパフォーマンスを発揮できるように調整されている。

ショルダーアーマーはガンダム系としては珍しく、前方に張り出した独特の形状をしており、これは作戦に応じて武装を変更するための換装構造を持つためである。通常はビーム・サーベルやガトリング砲が装備される。また、バックパックも着脱や換装が容易な構造となっており、用途に応じた複数のバリエーションが用意されている。

ジム・カナール

ジム・カナール

Pilot
アスナ・エルマリート, エコール訓練生

型式番号:TGM-79C

ジム改を訓練機用に再設計した機体である。教習中の転倒や模擬戦における不要な破損を避けるため、頭部を持たない独特な形状を採用している。各パーツは安価かつ交換しやすく設計されており、転倒防止のためのセンサーが内蔵されたバックパックも装備している。エネルギーの配分については、他の正規モビルスーツと同等の水準で行われている。

主にアスナ・エルマリートら訓練生によって使用された。

ちなみに、「カナール」とはフランス語で「鴨」を意味する。

ジム・カンヌ

ジム・カンヌ

Pilot
--

型式番号:TGM-79C

ジム・カナールの複座仕様機でありながら、カナールとは異なり通常型の頭部を備えている。縦列複座型のシートを採用し、後部座席には教官が搭乗する構造となっている。教習中の緊急時には教官が機体の操作権を奪うことができ、さらに他の教習機を遠隔操作する機能も持っているため、主に教官専用の機体として運用された。

ジェモ

ジェモ

Height
18 m
Weight
39.4 t
Pilot
ジャック・ベアード, ヘンゼル・ビノッケル

型式番号:MSS-009

ジェモは、ル・シーニュの開発時に製造された余剰パーツを活用し、ニュータイプではない一般パイロット向けに少数生産された機体である。

バイオセンサーをはじめとするニュータイプ用機器はすべて撤去され、実戦での信頼性を重視した仕様へと再設計された。言わばル・シーニュの簡易な量産型ともいえるが、不要な機器を排除したことで機体構造に余裕が生まれ、追加装甲が可能となった結果、耐弾性はル・シーニュを上回っている。自重は多少増加しているものの、ル・シーニュ譲りの高い運動性はそのまま維持されている。

また、両肩およびバックパックに換装機能を備え、任務ごとに最適な装備を選択できる仕様となっている。さらに兵站面への配慮として、当時エゥーゴの主力機であったネモやリック・ディアスとの高い互換性を持ち、パーツや武装の共用が容易な設計となっている。

プロトタイプ・ケンプファー

プロトタイプ・ケンプファー

Pilot
アキラ

型式番号YMS-18

正規仕様機とは、頭部や胸部コクピット周辺、肩部アーマー、爪先の形状、さらに腰の後部にスカートアーマーがあるかどうかといった点に違いがある。機体のカラーリングは緑色となっている。

漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』では、宇宙海賊マリー一味の一員であるアキラがこの機体に搭乗している。機体のカラーリングは青。試作機であるため予備パーツの確保が難しく、メンテナンスにはかなりの苦労を要していた。後に大型重機関銃を装備するようになる。

宇宙世紀0087年、ルオイーコロニーでの攻防戦において、マリー一味の仇であるハンク・ライアン大佐が座乗するアレキサンドリア級艦ベオグラードを追い詰めるが、その最中、エリシア・ノクトンが搭乗するダーグウェによって撃墜される。

ギャプランカスタム エリシアスペシャル

ギャプランカスタム エリシアスペシャル

Height
25.2 m
Weight
98.9 t
Pilot
エリシア・ノクトン

型式番号:ORX-005CS

漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』に登場するギャプランのカスタム機で、ティターンズ所属の強化パイロット、エリシア・ノクトンが搭乗している。

当初はノーマル仕様の機体に搭乗していたが、かつての同窓生でありライバルでもあるエゥーゴのモビルスーツパイロット、アスナ・エルマリートが操るリック・ディアスとの戦闘で損傷を受けたことを契機に、修復と同時に試作パーツを用いたカスタマイズが施された。

改修は主に武装の強化に重点が置かれ、右腕のシールド・バインダーは2連装ビーム・キャノン内蔵の新型タイプに換装されている。左腕のバインダーは火器を排除し、防御力と推進力を重視した構造に変更。また、股間部にはガトリング機関砲とビーム・キャノンが1門ずつ内蔵されている。さらに、頭部には羽飾りのようなセンサーユニットが装備され、通信機能が強化されている。機体はエリシア専用の赤紫色に再塗装された。

こうした改修により、機体は怪物のような外見となり、原型機とはまったく異なる印象を与える。しかしながら、スペック自体には大きな向上は見られず、一部の関係者からは「見た目だけのハリボテ」と揶揄されていたという。

ダーグウェ

ダーグウェ

Pilot
エリシア・ノクトン

全長 85.3m,全幅 15.6m。

ラウ・カンパニーがルオイー・コロニーで最終組み立てを行った大型モビルアーマーで、機体の左側のみに拡散メガ粒子砲を内蔵したハンドクローを持つ、左右非対称のデザインが特徴となっている。元々はアスナ・エルマリート専用機としてエゥーゴ向けに開発されていたが、エリシア・ノクトンのアスナに対する執着に応じて、最終的に彼女の乗機となった。

ルオ・カンパニーはティターンズの劣勢を察知し、ダーグウェを引き渡すことでエゥーゴ側に寝返ろうとするが、その動きを察知したティターンズの部隊に襲撃され、結果としてダーグウェはエリシア・ノクトンに奪われる。

ダーグウェはルオイー・コロニーを破壊しながら、アスナのル・シーニュと激戦を繰り広げた末、大破する。